町おこしのために描くウォールアートの活用エピソード！

こんにちは！BOMBGです😊
暑い夏にメンタルも動く気力も奪われつつあった僕ですが、なんとか踏ん張って持ちこたえてます。てことで、初心忘れるべからず。今日は4年前にオーストラリアでの初依頼の話。自分を鼓舞する意味でも話そうかな😄

この絵はメルボルンのダイヤモンドクリークで描いた絵です。
依頼主は地元警察に勤務している方でジョッシュという方でした。彼は、地元のために自費で自宅の塀を提供し、僕に依頼してくれました。依頼費は400ドルという破格の値段でしたが、もちろんすぐに受けました。

当時の僕は仕事を貰う術も無く、家賃を払うお金もなく、必死で仕事を探していたのもあってこの依頼を見たときは、藁にも縋る気持ちでした。
少しでも報酬があるなら…と、現地下見にいくと、とても長い坂の上にあるお宅の壁は15～20ｍはあったと思います。

なっがい壁！！と思いながらもワクワクしていた覚えがあります。なんせ描けることが幸せでした。オーストラリアの仕事がスタートしたんですから。

ジョッシュから聞いた話は、
私たちの地域は田舎で、コミュニティも小さい。若者はシティに出てしまって老人が残るばかり。
でもこうしてウォールアートを使って町の魅力を作ればきっと若者たちは気づいてくれるはずだ。だから、私がリーダーとなり町おこしのプロジェクトを行っている。と。

国は違えど、地域によっては日本の状況と変わらないんだ。

そう思いました。

自然に囲まれたこの地域は動物や植物を大切にしている。とジョッシュから聞いた僕は、地域に生息する植物や動物を壁に描くことにしました。
背景には地域の昔の写真からイメージした風景を。
ん～、今見るともっと描けるなぁ😓（笑）

と、今の評価はいいとして。出来上がった作品に彼らは本当に喜んでくれました。そして、地元小学校、消防署、商店街など、次々と壁を提供してくれました。

この時、僕自身の中で
「これが本当に自分が必要とされるってことで、この仕事をする意味なんかもしれへん」
と、大きな思いとパワーを感じたと同時に、やりがいや生きがいを見つけた気がしました。
僕が出来ることが人のためになるんだ。と思えた瞬間でした。
これがBOMBGWORLDの始まりです。
僕の絵が誰かの活力になる世界。

アーティストになる前の社会人の自分は仕事に生きがいなんて見つけられるタイプじゃなかったし、お客さんが本当に喜んでくれる姿に感動したこともなかったしょうもないやつでしたが、
とにかく、自分の存在価値をすごく知れた仕事でした！

この作品がキッカケでダイヤモンドクリークにたくさんの壁を描くことができたし、地元新聞にも取り上げられたり、学校や消防署にも描かせてもらいました。本当にジョッシュに感謝しかありません。日本に帰った後もジョッシュは活動を続けていて、道の駅広場のプロジェクトや、地元アーティストの壁画制作プロジェクトなども手掛けていました。地元の警察官がですよ？

ウォールアートはパワーになります。
描き手の僕にも、頼む側の皆さんにも、見る側の皆さんにも。
ジョッシュから教えてもらったのは、コミュニティの大切さと
やればできるということ。
それが個人でも団体でも企業でも。

と、まぁ熱い話になってしまいました😂無事初めのころの気持ちを思い出せました（笑）
わからなければ話せばいい！
自分の経験を皆さんに伝えることでなにか新しいヒントになるはずだと思うので、一緒にウォールアートでできること考えませんか？😊

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