初めてウォールアートを海外アーティストと一緒に描いた時の絵です✨

僕がメルボルンに住み始めた頃、ホージャーレーンというフリーウォール（誰でも自由に描ける壁のこと）のある路地でずっとスプレーアートを描いていました。
たしかこの日はシークレットイベントで、
「ゲリラ的に現地のライターやアーティストが集まってこの路地の壁を上書きしまくるよ！行ってみなよ！」
って、ストリートの練習場で出会ったダンサー兼ライターの子に教えてもらったのを覚えてます。有り金でスプレー買って、現地に向かったら既に壁に描いてる人が結構いて、僕はサイズと場所的に赤鬼のキャラクターを描いてる手前の場所を陣取ったんです。

さて始めるかな。って思いながら下描きしてると、意気揚々と二人のアーティストが隣２つの壁を陣取って、描き始めました。
それがオーストラリア時代本当にお世話になった兄貴、Facterとの出会いでした。Facterは爆音で音楽をかけてノリノリで絵を描き始めました。
んで、俺が日本人って分かったみたいで話しかけてくれて、「Are you mate！?🤣」って冗談混じりのオーストラリア英語で絡んできたのを鮮明に覚えてます(笑)

当時は今より英語が聞き取れなくて、Yeah！I think so!
ゆうて返したのも覚えてます(笑)
彼は隣りにいたマレーシア出身のSlizを紹介してくれて、Slizとも仲良くなりました😊
んで、お互いのスプレーを貸し合って一日絵を描いて、あーだこーだ言いながら壁で対話することを教えてもらいました。
観光レーンだったこともあってチップボックス置いて、観光客からチップもらって。
そのお金で飲みに行くからお前もこいよ！って金もない僕をそのまま飲みに連れて行ってくれたのもすげぇ嬉しかったです。

バーに行く道中、Facterが、
「ちょうど三日後にアジア人アーティストだけの展示をするんだ、もしお前の制作が間に合うんなら展示していいよ」
って急に誘ってくれて、もちろんやる！
って返したのが、僕のオーストラリアでのアーティスト生活が本当にスタートした瞬間でした。だからSlizもオーストラリアに来てたんだ。と納得もしましたね。

もちろんFacterとは今後も沢山のエピソードが生まれることになるわけで…(笑)

こうした奇跡的な出会いも人生の醍醐味。
アートを通したコミニケーションはすごく素敵で特別なもの。
そういった思い出や記憶は宝物です✨
日本でもそうしたコミニケーションが生まれるように皆さんにより良いウォールアートを今後も提供していきたいと思います💪

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